そあ季の花保育園
日々の保育
2025.09.05
広がる世界~心の動き~
風船と格闘
魚の図鑑でハリセンボンを見た年長児が「膨らんだハリセンボンが風船にそっくりだから、風船で作ってみたい」と必要な道具を準備していました。目や針は画用紙に描いてはさみで切って、体は風船を膨らませる計画です。しかし、この風船に大苦戦することになります。息を入れているのに膨らまないのです。何度やってもだめでした。「もういやだ」と投げ出そうとしたとき、 「ほっぺを膨らませないようにして息を入れるといい」というコツを大人から聞いて、何とか気持ちを立て直してやってみることにしました。どうしても膨らんでしまう頬を自分の手で押さえると、息が入って風船が膨らみました。「良かった…」と安堵の表情を浮かべる年長児でした。その後、目を風船に付ける過程で風船が割れましたが、怒らず落ち着いた様子でした。「また膨らませることができる」という自信がそうさせているのでしょう。