日々の保育

画用紙を雨で濡らしてから、絵の具を使って指で絵を描きました。人差し指に絵の具をつけて、画用紙の上に置くと色がにじんでいきました。年中児のTちゃんは、「赤色の上に黄色で塗ったらオレンジになったよ」と言いました。Hくんは、緑の絵の具の上に、白や青の絵の具を塗ると「いろいろな緑になってきたよ」と言っていました。まるで画用紙がパレットのようになっているかのように、次々と色が変わっていきました。年長児のSくんは、5本の指先に絵の具をつけると画用紙に向かってその手を振っていました。すると、画用紙の上にはいろいろ色の点々が散りばめられていきました。テーブルの上にそれぞれの子の描いた画用紙が並んでいくと、年長児のKくんは、「美術館みたいだね」といいました。色の変化に気づいたり、他の子の絵を見て感じたことを次々と言葉にする子どもたちでした。