日々の保育

にこにこ会の「晴れチーム」は自分の好きな晴れの空を描くことになりました。画用紙いっぱいに自分の好きな空を描いていく子ども達。「朝の晴れが好き！」「僕は夕方」「夏の空が良い」と今まで見たもの、また図鑑で調べたものを頼りに色を選び描いていきます。1人1枚の画用紙。描き方はそれぞれで、1枚の画用紙の中に太陽があり、色の移り変わりを描いていく子。目で見たものを写真で切り取ったように、鮮やかな絵になっています。一方、いろんな色を重ね、濁った色のものもあります。空とは似つかぬ色に子どもに尋ねてみると「ほしのない、自然な夜なの。（黄色を指して）そこに雷が来て、（水色を指して）風が強く吹いてきてね紫と緑にもなって…」と語りだします。どうやら、塗りながら“晴れ”のストーリーを想像し、天気を色で表し、塗り重ねていたようです。濁っている色は子どもの豊かな想像力や表現力によるものでした。子ども達の表現力には大人の想像をはるかに超えた自由さがありました。