1)異年齢保育

砂原保育園の幼児組(3,4,5歳児)は異年齢保育(家族ごっこ)です。3歳児、4歳児、5歳児でひとつのクラスを構成しています。

 

年齢で分けたクラス編成ではありません。保育室はオープンで、子どもたちはグループの枠に縛られずに、自分でしたいことや、年齢を超えての子ども同士の遊びを展開しています。

乳児クラスは(0歳児:りんご、1歳児:かりん、2歳児:もも)個別に配慮しながら、毎日の生活を大切にいたします。寝ること、食べること、遊ぶこと、気持ちいいなと感じることを、特定の保育者とのかかわりの中で築いています。それと共に、友達のいることの楽しさを感じられるように、乳児クラス同士の交流も図っていきます。また、乳児クラスだけにとどまらず、幼児クラスとの交流も行っていきます。

 

 

「異年齢保育」をいう聞き「なれない名称だと思いますが、「家族ごっこ」というように考えて当園は次のような保育を行います。

 

 ◆◇ 異年齢保育(家族ごっこ)ってなに? ◇◆

  私たちの小さかった頃や、祖父母の幼年期の頃を思い出していただけるともっと実感が出るでしょうか。

  ガキ大将がいて悪さもしたが、小さい子の面倒も良く見てくれました。年上の子どもは年下の子どもに対して力の加減や、知恵や技術の伝えとして年下をいたわり、一寸手を貸したりしていました。年下から見ると憧れの存在でした。

  これは、年上の子どもに責任を自覚させ、自信を与えていきます。また年下の子どもを通して自分の成長を自覚することが出来るのです。子の自覚はとても大事なことで、この自覚が年下の子どもを相手にするときの力や言葉の加減となって育っていくのです。

  今子どもたちの置かれている社会状況、核家族、少子社会などを考えると、より多様で幅広い人間関係を作り出すための環境を努力して作る必要がありそうです。異年齢保育(家族ごっこ)はこれらのことを少しでも解決し、より良い子ども関係つくりを展開できるのです。

  異年齢保育(家族ごっこ)には家庭的で温かいものがあります。小さい子にとって本当に役立つ。なぜなら、家庭や社会がそうなっているからです。また、友達と仲良く遊ぶ、友達の気持ちも考える、自分の勝手にしない、保育園に来ると友達から声をかけてもらえる、そういう雰囲気が異年齢保育(家族ごっこ)や保育園生活の中にあります。

  大きい子は小さい子を助け、小さい子は大きい子を見ながらたくさんのことを学びます。そして子どもが安定ししなやかな心を育て、子ども同士の関係も深まり、幅も深くなります。

  一人一人の育ちに目を向け、異年齢保育(家族ごっこ)の中で見られる意外な発見、うずもれていたその子らしさを再発見していきます。 

 

 

◆◇ 異年齢保育(家族ごっこ)での子ども像 ◇◆

3歳児: ○大きい子たちの行動に興味関心を持つ。

○異年齢での集団生活を喜ぶ。

○大きい子に可愛がられることで、情緒的に安定する。

4歳児: ○5歳児の姿に憧れを持ち、みようみまねで行動に移してみる。

○3歳児と一緒に自分たちの生活を見直し、5歳児と一緒に自分たちの生活を見通す。

5歳児: ○小さい子が困っている時に、自分から声をかけたり話を聞いたり待ってあげたりすることが出来る。

○自分たちの生活を自主的に作り出し、リーダーシップをとる。

○保育園の中で一番大きいという自信と誇りを持つ。

   異年齢集団の中には、模倣の対象が多くあり、人と人との関わりあいが豊かになります。子ども同士は自然な関わりの中で、心の交流に努力と工夫を重ね、社会性を育てて行きます。

  乳児クラスには、毎日の安定した生活を大切にしながら、1歳児2歳児間で交流をもったり、朝夕の生活の中で幼児クラスの子どもたちと触れ合え、一緒に遊んだりして、異年齢の交流を進めています。